みそ嫌いだった私

工房では花見仕込みのこの時期は
次から次へとみそづくりで
大忙しです。

ちなみにみその仕込みには
もっとも寒い時期に仕込む寒仕込み
花見の季節に仕込む花見仕込みなどがあります。

「どうして毎年そんなにみそ作りに精を出すのか?」
と聞かれたことがありました。
「なぜ?」自分でも考えてみました。
・・・みそが好きだったから
いえいえ、とんでもない。

私のみそ嫌いは小さい頃から有名でした。
「なぜそんなにみそを嫌いなんだろう?」
たぶん母の作るみその味がまずいからだろうと思って
どうしたら、おいしいがみそが作れるのか?
それが私のみそづくりの原点でした。

それから毎年みそづくりと
向き合いながら気がついたのです。
みそづくりに楽しい原風景がなかったからです。
寒い季節に、遊びたい盛りの子どものころ
「今日はみそづくりだから」と
母に手伝いを頼まれます。
友達と遊ぶのを我慢しての調味料づくりは
子どもの私にとっては苦痛以外の
何ものでもありませんでした。

だから私は暖かくなった花見仕込みにこだわり
そのみそづくりの時の食卓にこだわって
みそづくりの前後を楽しいものにしているのです。

みそ嫌いの原因に気がついてからは
私にとってのみそ作りも
みそ料理も大豆料理も大好きになりました。

みそを作る時
大豆をたくさん炊きますが
その大豆のおいしいこと。
そのゆでたての大豆を子どもや孫たちは
楽しみにしています。

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